内容証明回答の催促
内容証明をおばさんに送ってから、
一週間以上経った。
内容証明の期限は2週間。
何の音沙汰もない。
無視。。。？
なわけないよな。
弁護士から送られてきてんだもん。
内容に納得いかないのなら何らかの反論はしてくるはず。
でもそれもない。
大丈夫か、おばはん。
私がもし逆の立場なら、
すぐ弁護士に相談してすぐ何とかしてもらうけど…
そして期限ギリギリになった時、
私の弁護士から連絡がきた。
弁護士『何の連絡もないのでそろそろこちらから催促します。
不倫おばさんの電話番号ご存知ですか？』
とのこと。
ってゆうか、
「不倫おばさん」てww
弁護士が普通にそんなこと言うんだw
おばはんの電話番号はだいぶ前に夫の携帯から調べたので知っていた。
それを伝えると、
電話してみる、とのこと。
しばらくするとまた弁護士から連絡。
弁護士『代理人を通して回答します。とのこと。速攻で弁護士呼ばれました。』
だそうです。
だったらもっと早くしろよな。
さてはしらばっくれるつもりだったな。
弁護士から電話がきて慌てたな。
なめやがって。
弁護士をつけたってことは、
金額を下げてくるつもりだな。
完全に相手が悪いんだから、
そこまでは下げられないでしょ。
と思いながら弁護士からの回答を待つ。
思い出したこと
そういえば思い出した。
夫の携帯を見ていると、
LINEの他に、
着信履歴が毎日あった。
マメに毎日毎日。
夫は徒歩で通勤しているので、
恐らく歩いて会社から帰る時間に、
電話をしていたのだろう。
迷惑なやつだ。
電話嫌いな私はそう思ってしまう。
舞い上がってる二人なら、
別に電話の時間も惜しくないのか。
まだ不倫発覚するだいぶ前の話し。
夫は基本土日がお休みだ。
でも土曜日はよく仕事があると言って会社に行っていた。
それもほとんどの土曜日。
月に1回くらいは休みがあったかな？
なので、
私は土曜日に習い事の予定を入れた。
すると夫が休みの土曜日に習い事があったりとかで、
なかなか土曜日に二人ともフリーの時間がなかった。
それをグチグチ言われたことがあり、
結局私は土曜日の習い事を辞めた。
ある土曜日、
夫は午前中だけ仕事があると言って出掛けた。
なので私も午前中だけ子供と出掛けた。
お昼近くになり、
夫も帰ってくるということだったので、
家に向かった。
すると家の近くを通った時、
帰宅途中の夫を見つけた。
こちらは車だったのでスルーをしたけど、
その時、
夫は電話をしていた。
しかもなんか楽しそうに。
会社の人とあんな楽しそうに話すかな？
友達は少ない方だし、
その少ない友達とも電話をするなんてことまずないし。
もしかして…女？
まさか～！！
と、ちょっと疑問に思ったことがあった。
そのまさかだったとはね。
モテないやつでも浮気ってするもんだな。
モテないやつほどするのかな？
ちなみに、
今現在は土曜日に仕事に行くことはまずない。
不倫おばさんと電話したかったのか、
私から離れたかったのか…。
ま、どうでもいいけど。
内容証明
相手に対する慰謝料請求額を、
200万にすることに決定。
そして弁護士が『内容証明』を作成してくれた。
出来上がった内容証明が添付されてLINEがきた。
弁護士『内容証明作成しました。ご確認下さい。』
ざっと内容を書くと、
『私は通知人(私)から依頼を受けた代理人である。
貴殿は通知人と夫である◯◯が婚姻
関係であることを知りながら、遅くとも平成29年9月頃から幾度となく温泉旅館などで一夜を共に過ごすなど不貞行為に及んでいた。
このような行為は民法709条において不法行為として損害賠償請求の対象になる。
よって通知人は貴殿に慰謝料200万を請求する。
この金額は貴殿の不貞行為発覚後、通知人と◯◯の夫婦関係が破綻し、離婚を真剣に検討するに至っていること、
通知人がストレスにより日常生活に支障をきたす程の精神的苦痛を訴えていること、
通知人ばかりか何の科もない通知人らの子供2人(4歳、1歳)の幸せな生活までも貴殿の不貞行為により奪われてしまったこと、
以上を考慮し、一般的慰謝料の相場の金額より低い金額を提示しているものとする。
つきましては本通知到着後2週間以内に下記口座に振り込みをお願い申し上げます。
上記期限までにお支払い頂けない場合は不本意ながらも、当職としては法律に則り、給与差し押さえや家財、預金の差し押さえ等、強制措置をとらせて頂く。』
という内容だった。
すご～い！
こんなのが現実にあるんだぁ！
私が依頼したんだ～！
と感動した。
これを見てゾッとすればいい。
後悔すればいい。
どん底に落ちればいい。
と思った。
私は弁護士に、
これで送って下さい。とお願いした。
回答が楽しみだな～w
慰謝料請求2
交際期間が短く、
こちらが離婚をしてないなら慰謝料の相場は30～50万、
ということは聞いたが、
私は今の状況を弁護士に訴えた。
・夫とおばさんの関係は一年以上続いていること。
・それが原因で別居していること。
・下の子がまだ1歳だということ。
・相手のおばさんはこちらが結婚していることを知った上で交際していたこと。
慰謝料請求について色々調べていたら、
これだけの証拠があれば慰謝料は上げられる、
ということを読んだ。
慰謝料が上がる条件、
ほとんど満たしてるじゃないか。
相場は30～300万くらい。
だったら離婚してない、
ということもあるから150万はいけるんじゃないか。
法律の知識ゼロの私が勝手に思っただけだが。
そのことを弁護士に訴えてみた。
すると弁護士は、
弁護士『交際一年以上という証拠がありません。』
と言ってきた。
なので、
私『LINEのトーク履歴ならあります。』
ということで、
一年ちょっと前に
「不貞行為があったであろう会話」のトーク履歴と、
その時に宿泊した場所を
「予約した会話」のトーク履歴を弁護士に送った。
しばらくしてから弁護士から、
弁護士『別居中であることと、社内不倫ということで200でいってみましょう』
と言ってくれた。
恐らく相手は慰謝料を下げてくる、
と予想しての金額だとは思うが。
私はそれでお願いした。
※ここに書いてある金額や法律等は、私の勝手な判断で書いている為、実際の法律とは異なることが多々あります。
素人が書いている、ということをご了承下さい。
慰謝料請求1
お世話になった探偵に紹介してもらった弁護士に、
連絡を取った。
最初は電話番号を教えてもらい、
電話は苦手だがかけた。
すぐに出てくれて名乗ると、
探偵から聞いていたんだろう、
すぐに話しが通じた。
そして今後はLINEでやり取りしましょう、
とのこと。
それは助かる。
電話は苦手なので。
電話って、
時間取られるし、
電話してる間何もできないし、
子供いるし出られないことが多い。
LINEだと会話の流れがさかのぼれるし、
サクサク会話が進むから、
メールよりもLINEが一番手っ取り早いと私は思っている。
こちらから電話をかけたので、
私の電話番号は弁護士の携帯に履歴が残っている。
その番号宛てにショートメールでLINEのIDを送ってくれる、とのこと。
こうゆうやり取りがサクサクできる弁護士で良かった。
と思った。
そしてLINEでのやり取りが始まった。
まずは詳細を教えてほしい、
とのこと。
夫の浮気発覚から探偵の証拠写真があること、
夫とはそれが原因で別居中だとのこと、
相手のおばさんから慰謝料をとりたいこと、
小さい子供が二人いること、
相手のおばさんは独身だということ、
そしてこちらが結婚していて小さい子供がいることを知っているということ、
を伝えた。
すると弁護士から、
『交際期間が短く、離婚をしていないのであれば慰謝料の相場は30～50万くらいである』
と言われた。
30～50万？！
いやいや、
少な過ぎないか？！
相手のおばさんからしたら、
そんなもん払って終われるなら払うわ。
ってならないか？！
痛くも痒くも(少し痒いくらい？)ないじゃないか。
何のための慰謝料？！
私の精神的苦痛に対する慰謝料じゃないの？！
だとしたらそんな少額じゃ余計苦痛なんですけど？！
ババァに制裁を与えたいんですけど？！
その慰謝料の相場に驚いた。
どうなっちゃうんだろ…
不安になってきた。
思い出したこと
少し時間さかのぼります。
まだ不倫を泳がせていた時のこと。
探偵にお願いした旅行の2週間くらい前かな？
もう夫に対しては『キモい』としか思ってなかった時。
夫の会社の同僚が、
突然亡くなった。
その同僚はまだ若く、
45歳くらいかな？
私ももちろん知ってる人。
夫と私が出会った頃、
しょっちゅう夫と一緒に飲んでいた。
もちろん私たちの結婚式にも来てくれて、
二次会の幹事もやってくれた。
お互いに転勤があり、
最近は別々の県にいたので、
夫も仕事でたまに会うくらいだった。
私は結婚式以来会っていなかった。
亡くなる2週間前くらいにも、
夫が出張に行った時に、
偶然その同僚に会って駅まで送ってもらったんだ。
って話しを聞いたばかりだった。
働き盛りで、
とてもみんなから好かれる営業マンだった。
私の印象も、彼はいつも笑顔だった。
お酒が大好きで、酔っ払ったところしか見たことがないくらい。
ちょっと変わったところがあり、
自身のこだわりが強く、
面白い人だな～なんて思ったことがあった。
まだ独身で、
転勤先では一人暮らし。
お酒好きなので、
毎日飲み歩いてたとか。
ある週末、
恐らく飲みに出掛けたんだろう。
突然道端で倒れたそうだ。
通りがかりの人が救急車を呼んでくれて病院に。
そこからは意識が一度も戻らなかった。
昏睡状態のまま一週間。
絶望的だということで延命処置をやめたそう。
彼が亡くなった朝、
夫の携帯に会社から電話があり、
その報告を聞いた。
電話を切った夫は泣いていた。
泣いている姿を見て、
何て声をかけたらいいか…
だけど私も悲しかったし、
その時ばかりは、
憎い夫が、
憎いと思えなかった。
妻として、
夫が悲しんでいるのを、
放っておけない気持ちになった。
やっぱりまだ情が残ってるからね。
『好き』ではないけど、
これが『情』なのだと思った。
葬儀告別式は夫の地元と同じA県。
そのA県には不倫おばさんもいる。
しかも同じ会社の人間となると、
きっと葬儀にも行くだろう。
と思ったが、
同僚の最後に、
会いに行った方がいい。
と、
私からA県に行くことを進めた。
ちょうど週末だったのもあり、
夫はその日のうちに、
A県へと向かった。
不倫おばさんと会うんだろうな。
会わなくても、近くに行くことだけで、
二人で浮かれるんだろうな。
よく考えたら、
今の夫は、
そんな悲しい時には、
妻の私より、
不倫おばさんの方に、
そばにいてほしいんだろうな。
と、思った。
